2012年03月14日

鉄のこと5 鉄の技法

 鉄のこと5 鉄の技法 ドローイングアウト テーパーリング
金属を炉で焼ハンマーで叩く、徐々に先を細めていく。
アンビル(金床)の丸い部分ホーンに載せハンマーの楕円部で叩き、半分ずつずらしながら(ハーフ ブロー)細めていく。先が細くなると熱のまわりが早く溶けやすいので要注意。先端を水で冷やしながら焼く。
金属が溶けるとコークスの間から火花が飛び出すのですぐわかります。
丸い鋼材をドローアウトするときはあらかじめ四角の状態で細めて最後に丸く仕上げる。
スクロール(渦巻き型に成型)の先端(チップ)は色々な形があり美しい。進化しなかった日本では町の鉄工所にスクロールの製作を依頼すると先端の加工はただ角を削る程度であまり工夫が無く、美しくない。
スクロール チップには角、丸、フイシュテール、ダブテール,ハーフペニーなど面白い形がある。

鉄のこと5 鉄の技法



塀や門扉などスクロールをたくさん作る場合は冶具を使います。冶具は英語でもJIGで同じです。

鉄のこと5 鉄の技法


鉄のこと5 鉄の技法


鉄のこと5 鉄の技法



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Posted by ミツ at 16:34│Comments(0)
 
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