2012年05月08日

鉄のこと 8 冶具とインチ

鉄のこと8  鉄の技法 ジグ
JIG 日本語で 冶具まったく同じ発音にびっくりする。
語源は調べてないが日本語が英語になっているのはたくさんある。SUSI KABUKI TATAMI FUTONなど
冶具は同じものを作る場合に特に必要です。
ガスフォージ、私は灯油フォージで全体を焼き、先端をクリッププライヤーなどで固定し引っ張りながら冶具に添わせて形作る。
ベンディングマシン(鋼材 板スプリングなどを利用したまげやすい様に作った工具)bending forkを巧みに使いながらの作業になります。
平面的なスクロールはそれほど複雑ではありませんが、立体的なものの場合は複雑でトリックのような冶具になり、自分の作りたいものにあわせてやり方や仕組みを考えなければなりません。


銅板をたたき出すための冶具です。


上からも押さえの冶具




分数に強いアメリカ人?
インチとメーター
尺貫法は世界規模でメートル法が普及しているがアメリカの鍛冶職ではまだそのままインチです。
1インチは2.54cm 1フットは12インチ(30.48cm) 1ヤードは3フィート(9.14cm) 日本の1寸は3.03cm 1尺は30.3cm 1間は6尺(約180cm)
基本的には人体の各部の寸法 脚の長さや手のひら 手を広げた長さなどを基準に決められため各国ともそれほど変わらない。
なぜアメリカ人(ブラックスミス)が分数に強いのか?そのわけはインチにあると私は思う。
1インチの半分1/2 3/4  1/4   3/8   5/16・・・・ ねじのサイズ など全て1インチの1/2と言う具合に表示してある。
私は換算しないとぴんと来ない。
  


Posted by ミツ at 12:49Comments(0)