2012年03月02日

1冊の図録 田中一村

偶然に出会った1冊の図録田中一村作品集。彼の展覧会は数年前になるが、東京出張の折、横浜のデパートで初めて見入り、その時色紙を2枚買って帰った。

1冊の図録 田中一村


今回図録を見て彼の生い立ち、生き様を知った。「飢驅我」-飢餓が創作意欲をかきたてる。一村にとって生理的肉体的空腹感を指したのではない。肉体的にも精神的にも贅肉をそぎ落とした無垢な心的状態、水を瞬時に浸潤させる砂漠にも似た状態を指したのでは無いだろうかとNHKのディレクターは書いている。

1冊の図録 田中一村


産業工芸デザイナー、1967-86まで師事した柏崎栄助とオーバーラップしてくる。毎年、過酷な夏に沖縄に行き、島人の親切を拒みひとり離れ島で過ごす1ヶ月。
まさに必要最低限の原始的な生活の中で、人が生きることとは何か?人に必要なモノは何かを問いかけたのだろうか。
彼から届く1枚のはがきに贅肉をそぎ落とした無垢な心的状態を感じたものでした。

私なりの芸術とデザインの違いを偏見と独断で要約したいと思います。私の仕事をデザイナーと言うと、あっ芸術家 ですねと。芸術は人間の根源的なこと、たとえば愛、生、死、憎しみ、など未来永劫のテーマを深くつき詰め、色々なメディアで表現する。 デザインは近未来とでも言える将来を良い方向に導き生活を潤い、豊かにするモノであると。そのため常識的な人間でなければならないと考えているが、どうすれば恩師柏崎に近づけるのだろうか。

1冊の図録 田中一村


柏崎栄助 その個性と地場のデザイン(柏崎栄助追悼展と出版の会) 作品は福岡県立美術館に寄贈され収蔵されています。



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Posted by ミツ at 08:59│Comments(0)展覧会
 
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